古いお金
昔の50円玉の価値
穴なし・穴あき・いまの50円玉。高くなる年号とエラー

真ん中に穴のない50円玉や、いまの50円玉とは図柄の違う50円玉が出てくることがあります。どちらも昭和の50円玉です。
先に結論を書くと、使われていた50円玉の多くは、額面の50円前後の価値です。業者の公開している相場でも、ふつうの状態のものは50円とされています。値が上がるのは、未使用のもの、発行枚数の少ない年号のもの、エラーのあるものです。
50円玉は3種類
| 種類 | 発行 | 未使用品 | ふつうの状態 |
|---|---|---|---|
| 穴なしの50円ニッケル貨 | 昭和30年から4年間 | 約1,500円前後(完全未使用は約6,000円前後) | 50円 |
| 穴ありの50円ニッケル貨 | 昭和34年から9年間 | 約500円前後(昭和34〜36年は数千円前後) | 50円 |
| 50円白銅貨(いまの50円玉) | 昭和42年から | 約300円前後 | 50円 |
出典:高く売れるドットコム(マーケットエンタープライズ)の50円玉の解説(2026年5月1日更新)。相場は執筆時点の目安とされている。2026年10月21日に確認。
穴なしと穴ありの50円ニッケル貨は、いまもお金として使えます。財務省が示している「発行は終わっているが使えるお金」の一覧に、昭和30年と昭和34年発行の50円ニッケル貨が入っています。
値が上がる年号
業者の解説では、次の年号の50円玉は発行枚数が少なく、価値が見込めるとされています。
- 昭和34年、35年、36年。 穴ありの50円ニッケル貨のうち、発行枚数が少ない年です。
- 昭和62年。 この年は、ふつうに使われる50円玉が発行されず、収集向けの貨幣セットでだけ作られたとされています。
- 平成14〜15年、平成22〜24年。 いまの50円玉のうち、発行枚数が少ない年です。
ただし、いまの50円玉は、これらの年号でも未使用のものでなければ大きな値はつきにくいと考えておくのが無難です。業者の相場表では、いまの50円玉は未使用品でも約300円前後、ふつうの状態は50円とされています。
エラーのある50円玉
製造のときに生じたエラーのある硬貨には、高い相場が示されています。
- 穴なし。 いまの50円玉や穴ありの50円玉で、穴があいていないもの。20万円以上とされています。ただし昭和33年以前の50円玉は、もともと穴がありません。
- 穴ずれ。 穴の位置がずれているもの。5万円以上で、ずれが大きいほど高いとされています。
- 刻印ずれ。 模様の位置がずれているもの。約2,000円前後とされています。
エラーかどうかの判定には専門の知識が要ります。気になるものがあれば、分けておいて業者に見てもらいます。
手元の50円玉の扱い方
- 種類を分ける。 穴なし、穴あり、いまの50円玉に分けます。
- 年号を見る。 昭和34〜36年、昭和62年、平成14〜15年、平成22〜24年のものを別にします。
- 状態を見る。 傷や汚れのない未使用のものかどうか。汚れを無理に落とすと価値が下がるとされているので、そのままにします。
- 値が上がりそうなものだけ、ほかの古銭とまとめて査定に出す。 ふつうの状態の50円玉は、額面どおり使うのが損のない方法です。
ほかの古いお金の見方は古銭の価値の調べ方に、銀を含む100円玉の話は100円銀貨の価値にまとめています。
参考にした資料
いずれも2026年10月21日に確認。
