腕時計
壊れた・動かない時計の買取
電池切れなら値がつくことが多い。直してから売るかは、時計しだい

実家の引き出しから、止まった腕時計がいくつも出てくることがあります。動かない時計でも、買取の対象になることは少なくありません。止まっている理由が電池切れなら、ふつうの品と変わらない値をつける店もあります。
この記事では、業者の公開情報をもとに、そのまま売るか直してから売るかの考え方と、売る前にやることをまとめます。
動かない時計も査定の対象になる
買取の比較サービス「ウリドキ」(ウリドキ株式会社)の解説では、各社の扱いが次のように紹介されています。
| 店 | 扱い |
|---|---|
| 大黒屋 | 電池切れ・油切れ・経年劣化の故障品、浸水した時計、ベルトのない本体だけも査定の対象 |
| ハードオフ | 電池切れでも、動作の不良でなければ基本的に買い取る |
| ブックオフ | 電池切れは買い取るが、電池交換代を引いた額。故障で動かない時計は値がつかない可能性がある |
| セカンドストリート | リューズが壊れたものや、一部でも機能に不具合があるものは買い取れない |
出典:ウリドキの壊れた時計の買取の解説(2026年9月20日)。2026年10月22日に確認。
店によって、受け付ける範囲がかなり違います。同じ解説では、ブランドの時計なら買えないものはほとんどないという話も紹介されています。一方で、知られていないメーカーで状態が悪いと難しくなるとされています。
なんぼやは、本体が直らなくても、純正の部品や、金・プラチナ・ダイヤなどの素材に値がつく場合があるとしています。
値がつきにくいもの
なんぼやは、買い取れない時計の例として次のものを挙げています。
- 安いクオーツ時計で、電池の液漏れで回路が腐食しているもの
- 水に浸かってさびが進み、文字盤にしみが出ているもの
- ブランドのロゴが読めないほど腐食しているもの
- 修理代が売値を上回る、手ごろな価格の時計
- 偽物
セイコーは、寿命の切れた電池を入れたままにすると、電池が膨らんだり液が漏れたりして、時計に悪い影響を与えるおそれがあるとしています。止まったクオーツ時計を長く置いておくほど、この心配が大きくなります。
直してから売るか
ここは業者によって勧め方が分かれます。
- ウリドキ:クオーツは止まった原因がわかりにくく、店が値を下げて見積もりやすい。機械式は修理代が安くならない。高く売りたいなら、修理してから売るのがよいとしています。
- なんぼや:自分では手を加えず、乾拭きまでにとどめるよう勧めています。外部に修理を頼む店は外注費を査定額から引くので、自社に修理の技術者がいる店を選ぶとよいとしています。
ウリドキが示している修理代の目安は次のとおりです。
| 修理 | 目安 |
|---|---|
| 電池交換 | 1,000〜4,000円以上 |
| パッキン交換 | 1,000円〜 |
| 針の取り付け | 4,000円〜 |
| リューズ交換 | 5,000円〜 |
| オーバーホール | 8,000円〜(ブランドの時計は30,000円〜) |
出典:ウリドキの壊れた時計の買取の解説。ブランドや店によって違う。
両方の話を合わせると、修理代が安くすむ電池交換は先にやる価値があり、オーバーホールのように高い修理は、先に査定を受けてから決めるのが無難です。
| 手元の時計 | 向いている方法 |
|---|---|
| 電池切れらしいクオーツ | 電池交換して動くか確かめてから売る。液漏れが心配なので早めに |
| 止まった機械式 | 修理せずに、そのまま複数の店で査定を受ける。直すかは見積もりを比べてから |
| ブランドの時計で、壊れている | 修理の技術者がいる店に、そのまま見てもらう |
| 金・プラチナのケースの時計 | 動かなくても、素材として値がつくことがある。そのまま査定へ |
| 手ごろな価格の時計で、壊れている | 修理代が売値を上回りやすい。まとめて査定に出すか、処分する |
ウリドキ・なんぼや・セイコーの公開情報をもとに、ねうち帖がまとめた。
売る前にやること
なんぼやは、次のことを勧めています。
- 箱や保証書、外れたリューズ、余ったベルトのコマも捨てずに一緒に出す。 保証書は本物の証明になり、型番や買った時期もわかります。
- 洗剤や歯ブラシで洗わない。 中を傷めるおそれがあります。乾いた布で拭く程度にします。
参考にした資料
いずれも2026年10月22日に確認。
